システムさえわかりゃ、なーんも怖くない

COLUMN

2018年03月08日

tk_20180308_01.jpg

旅を続ける上で、もちろん多少の語学力は必要かもしれないが、より大切なのはシステムを理解することである。
前回、レンタカーについて話したが、例えばガソリン・スタンド。

買い物やホテルのチェックインの際には、ほとんどの日本のクレジットカードが使えるが、パーキングやガソリンスタンドなどの、機械のみの場合、日本のクレジットカードがはじかれる場合がある。これは日本のカードに限ったことではなく、米国内でも州が違えばはじかれるケースもあると言う。

アメリカの場合、ほとんどがセルフでのガソリン補給となるのだが、前払いというケースがほとんどだ。
例えばガソリン・スタンドに到着する。で、自分が補給したいポンプの番号を記憶して、店内に入って、レジカウンターで「〇〇番」と告げる。

するとレジの人は「いくらチャージするか?」と尋ねてくる。

最初はこれで戸惑う。

何故か? 借りたレンタカーにどれくらいのガソリンが入るか、まったく見当が付かないからだ。
ボクの場合は、ガソリンが約半分になったところで、とりあえず10ドル分をチャージしてもらうことにしている。

今現在、ガソリンは約リッターあたり70円から80円くらい(もちろん単位はガロンだ)。つまり10ドル分で15リッター近く入る。

で、エンジンをかけてメーターを見ると、だいたいの燃費が分かる。

その後は、必要に応じて20ドルチャージしたり、25ドルチャージする。が、アリゾナなどの田舎を走る時には、半分以下になる前に、とりあえず満タンにしておいたほうが無難だ。

ちなみに日本のJAFカードはアメリカでも使える(AAA)。

あと、町中を通過する際に、ロータリー式の交差点があるので、その入り方も要注意。ロータリーに入る際には徐行で、出る時は優先なので一旦停止の必要もない。信号機がないので、ここで戸惑うとまずい。

tk_20180308_02.jpg

最高時速は75マイル(120キロ)のところが多く、対面車線の場合、追い越していいゾーンと駄目なゾーンがある。2車線あれば、必ず右側、つまり走行車線を走っているのが無難。

あとは右折の場合、ほとんど信号に関係なく右折できる。但し赤信号の際には一旦停止して、左側からクルマが来るかどうかよく確かめる必要がある。

ホテルのチェックインの際には、必ずIDとクレジットカードの提示を求められるので、両方共持参してチェックインすること。

高級ホテル(我々には無縁)以外は、ほとんどの安いモーテル(我々には常宿)には電子レンジと冷蔵庫があり、食事代を安く済ませたい場合(我々にはいつも)は、スーパーで冷凍食品を買ってくれば(これがまた充実している)、かなり経費を節約できる。

tk_20180308_03.jpg

ここまで読んで、よく理解できると思うが、アメリカはクレジットカード社会である。僅か10ドルでもカードを使ったほうが便利。ボクは安全の為にも現金は小銭以外持ち歩かないことにしている。スーパーマーケットでの買い物もすべてカードだ。逆に100ドル紙幣などで支払うと、嫌がられることもある。

tk_20180308_04.jpg

毎朝のランニングは、旅先でも欠かさないことにしている。

現地の時間にからだが慣れることも早くなるし、なによりも旅先での地理が頭によく入る。これまで朝のランニングで、よりいいモーテルを見付けたり、美味しいレストランを見付けることも多数。朝のランニングに損はない。

あとは現地の人(ホテルやレストランの従業員、スーパーの店員、土産物屋の人)を質問攻めにすること。きっと現地での旬な情報が得られるはず。

アメリカ人は話好きだから、質問攻めにすると、親切になんでも教えてくれる。