憧れのVanLife20 ドアパネル交換

COLUMN

2019年11月12日

おそらく少数の、ごくごく少ない熱心な読者の方なら気付いておられると思うが、しれっと2週間ぶりの更新である。

今年は11月に入っても忙しく、先週も月初めにあったイベント等に忙殺されていた。
さてさて、今回の話題は待望のドアのパネル貼りである。

ご存知の方も多いと思うが、愛車を手に入れて、真っ先に手を入れたのが、ドアのパネル剥がしである。

理由はいくつかある。

まず第1に趣味が悪すぎる。

この手のクルマの内装は、まあ当時の流行りもあったのだろが、なんとなくクラブのラウンジのような、妙に豪華な雰囲気を醸し出している。

ブランデーグラスを片手に、葉巻をくゆらしている感じである。なんならミラーボールが回っていてもなんら違和感はない。

日常の暮らしが可能なモーターホームとは言え、クルマはクルマである。なにもそこまで華美に装飾する必要はない。

第2に、かなり汚れていた。掛かっていたカーテンは、開け閉めすると、細かい塵が車内に舞い上がる。きっとそれを吸うと、一年以内に肺になんらかの疾患が発生しそうなくらいに、汚い塵が舞う。

これは健康上にも良くない。

第3の理由。

これは以前にもお伝えした「ドアが開かない」問題である。

原因はドアラッチの接合部のプラスティック製部品の経年劣化による破損で、その部品をすべて交換したのだが、その交換作業の際に、ドアのパネル類をすべて剥がさなくてはならなかったのである。

ということで、それらの作業を最優先にするうちに、いつの間にか秋を迎え、今では陽気はすでに初冬のような寒さである。

ドアにパネルがないと、隙間風によって寒さで眠れなくなってしまう。

ということで、急いでドアパネルを貼った。

VanLife_20_01.jpg
ジグソーがあると、いきなりDIYの腕が上がった気になる。

VanLife_20_02.jpg
元々あったパネルには、スピーカーの穴が空いてなかった。いい加減なアメリカ人。

VanLife_20_03.jpg
どんな作業にも欠かせないインパクトドライバー。これさえあればデーク(大工)。

木製のパネルを貼るという案はすでにあったが、あまりにも重厚なパネルだと、重量が加わり、次の車検に通らない可能性も出てくるので、コンパネの表面にウッドプリントを施した板を貼った。

その日の為に、元々の型紙が必要になると思い、汚れて塵まみれになったパネルも、きちんと倉庫に保管してあった。その元々のパネルを新しいコンパネの上に置き、その形通りに線を引き、丸鋸とジグソーで切って行けば出来上がるという訳である。

ということで、これでようやく元々付いていたドアパネルとは永遠におさらばである。もう2度と会うこともないだろう。さようなら。

当たり前だが、ドアパネルを張り替えて随分と内装も雰囲気が変わった。当然だ。ドアパネルと言えば、通常の部屋で言えば壁と同じような存在である。一部、サビも出ていた剥き出しの鉄板が、温かみのある木製の壁に変わったのである。

これなら彼女も(誰だ?)ディナーに招待できそうである。

いやその前に、フェイクでもいいからグリーンを飾ろうかな・・・と、あれこれ夢が膨らむのである。